映画『くじらびと』フォーラム福島にて、やっと観てきました🐳
昨年9月に新宿ピカデリーを皮切りに順次各地で公開され、2021年度キネマ旬報ベストテン第2位(文化映画)、グアム国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞などを受賞。
私達も観に行きたい気持ち満々だったものの、なかなか子連れではハードルが高い映画鑑賞。
今回どうなることか…とも思っていましたが、福島まで向かい上映中もなんとか寝てくれたりあやしたりで、最後まで皆で鑑賞することが叶いました。
本作品で*はなおと*は予告編と劇中のソロギター曲&コーラスを担当しております。
石川梵監督らの撮影と漁に同行させてもらったのが2018年。
1ヶ月近くインドネシア ラマレラ村に滞在し、子供達と歌ったあの時間は永遠の宝物です。
劇中でも子供達がカーパンカーパン♪と歌っているあの歌声。
ミサで聴いた村人達の荘厳な歌声。
いつでもどこにいても聴こえてくる波の音。
町を歩いていると無邪気に声をかけてくれた太陽のようにまぶしい子供達。
静まった海に浮かんでいた月の道。
あとは、漁での船酔いがものすごかったこと。笑 などなど。
あれから自分達も親になった事や、食に対して見つめなおす生活に変わった事もあり、改めて2020年の試写で観た時とも違い、今回とても新鮮な気持ちで観られました。
年10頭の鯨が捕れれば村人全員が食べて生きていけるというラマレラ村。
その村人達が生きつなぐため、命をかけ銛一本で漁をし、捕れた鯨を皆に行き届くように分けたり、それを山の民が採った果物や野菜と物々交換。
ラマレラの人達は自分だけ、自分の方がという考え方ではなく、和を重んじる考え方だという。
そんな村人達だからこその生き方や言葉は深い。
あなたの命を私の命にさせて『いただきます』の意味と感謝に改めて向き合い見つめなおす。